歯のクリーニングvs服のクリーニング

以前クリーニング屋さんは歯医者さんから学ぶことがたくさんある

という事をコチラの記事に書いたのですが、

改めて歯医者さんに歯のクリーニングに行った際に感じた事を

服のクリーニングと比較して描いてみたいと思います。

服のクリーニングより歯のクリーニングの方が馴染みがある方には

服のクリーニングがどんな物なのか?を理解して頂ける内容に

なっているのではないか?と思います。

 

【歯のクリーニングって?】

まず私は3ヶ月に1回、歯のクリーニングに行っています。

最初は、小さい頃の詰め物が取れたから治療に行ったのですが、

そこで「歯周病が進行している」と聞かされて

定期的にクリーニングに通うようになりました。

もう10年くらい通っています。

 

毎回、歯ぐきの状態や歯垢の蓄積具合から歯磨きのやり方を指導してもらい

歯垢・歯石をクリーニングで除去、虫歯になり難いフッ素を塗ってもらう感じです。

クリーニング目的と言うよりメンテナンス、定期健診と言うのが

主な目的かもしれません。

終わったら次の予約を取らされるので(笑)半強制的に通い続けています!

 

でも、1回1時間程で料金も3000円しないくらいなので

虫歯になったり歯周病になって治療する事を考えると

安心・安全を買っている事も考えて非常に満足しています!

 

【服のクリーニングと似ている所】

ここで毎回私は歯のクリーニングと服のクリーニングについて比較するのですが、

例えば歯は適切なケアをしなければ虫歯・歯周病になります。

同様に服も適切なケアをしなければカビが生えたり、虫に食われたり、シミが出来たりします。

歯において適切なケアとは、毎日の歯磨きと、歯磨きで取り切れない歯垢や歯石を

歯医者さんでクリーニングしてもらう事だと思います。

 

一方、服に置き換えると毎日のケアは家庭洗濯と、そこで落ちなかった汚れ・シミはクリーニング屋さんによシミ抜き?

・・・いいえ、違います。

クリーニング屋さんによるシミ抜きは、歯で言うところの「ホワイトニング」なんです!

 

ホワイトニングとは、加齢や生活習慣によって歯が黄ばんでしまった時に

歯医者さんで行ってもらえる歯を白くする治療法の事です!

実際、歯医者さんでも漂白剤を使って歯を白くするそうです。

そこで使われている成分は過酸化水素と言ってクリーニング屋さんのシミ抜きで使われている漂白剤と同じです。

 

つまり歯のクリーニングと服のシミ抜きは対比する項目ではないのです。

 

【服のクリーニングの目的】

では歯のクリーニングと対になる服のクリーニングとは何か?と考えると

やはり定期的なメンテナンス、服の定期健診という事になります。

服は一度でも着ると汗、皮脂、手垢などが付着します。

家庭洗濯出来る物は家庭洗濯で落ちる場合が多いですが、皮脂などは残ってしまう場合もありますし、

そもそも家庭で洗濯出来ない物もありますよね?

そういった汚れを定期的にクリーニングする事で服が適切な状態に保たれ

長く美しく着る事が出来る、という事になります。

 

一方、汚れをそのまま放置してしまうと、虫歯や歯周病のように

治療が必要になります。

それが修復や復元加工といった作業に当たります。

穴が空いたら縫い合わせたり同じ生地を探して来て解らないように織り込んだり(カケツギ)

生地の色を全部抜いてしまってから色を上から塗ったり(色掛け)します。

 

最悪、服を根本的にダメにするくらい傷めてしまうと

治療も出来ないので買い替え(=入れ歯・インプラント)

しか手が無くなってしまいます。

 

治療が必要になるまで汚れを放置するのは止めましょうね!

 

【クリーニング代をケチると高額なシミ抜き代が請求される】

歯のクリーニングを怠ると虫歯や歯周病になり治療費が嵩んで来ます。

ホワイトニングも定期的に通わなければならないレベルになると非常に高額になります。

ホワイトニングは自由診療だから高い、と感じるかもしれませんが、

歯のクリーニングの保険部分を加味しても、やはりホワイトニングは高額です。

 

服も、クリーニング代を高いと感じるかもしれませんが、

それを放置してシミ抜きや修理、復元加工が必要になって来ると

より高い金額を請求される事になります。

 

そういった面でも定期的なメンテナンスという事で

定期的にクリーニングに出される事をオススメいたします。

 

【歯と服で違う所】

ただし、入れ歯やインプラントで代用が効くとは言え、

歯は一生に一度の物であって、買えばいくらでも手に入る服とは全く違うとも言えます。

なのでシミになって着れなくなったら買い替えれば良い、

と考えるのも当然のことですよね。

 

歯も「治療費払うくらいなら新しい歯にするわ!」って言えたら良いんですけどね~(笑)

 

【改めて歯医者さんから学ぶべき点】

これらを踏まえた上で今後クリーニング屋さんとして改善すべき点ですが、

歯医者さんではクリーニングに行くと丁寧に歯石・歯垢を除去してくれる上に

歯磨きのアドバイスをしてもらえます。

アドバイスをもらう事で普段の歯磨きをより丁寧にする事が出来、

結果的に歯周病予防が出来て、更にその歯医者さんへの信頼関係となります。

クリーニング屋さんでも、普段の家庭洗濯のアドバイス

服の状態やケアの仕方など、教えてもらえる所もあるようで

当店もそういった姿勢を見習わなくてはな!と思います。

 

また、歯は定期健診というニュアンスもあるため次回予約が必然的な流れに組み入れられているのですが、

クリーニング屋さんはどうしても「汚れたから利用する」という趣旨が強いので

もう少し「メンテナンス」「服の定期健診」と言えるくらいの知識量技術力をアップして

お客様にPR出来るようにしたい!と思いました。

 

【まとめ】

今回は歯医者さんとクリーニング屋さんを比較して記事にしてみました。

・歯のクリーニングは定期健診・メンテナンス

・服のシミ抜きは歯医者さんでのホワイトニング

・歯の治療、インプラント=服の修繕、修復加工

・治療が必要になるまで汚れを放置するとより高くつく

・家庭洗濯や服の状態についてきちんと説明・アドバイス出来る事が信頼に繋がる

利用者の立場から両方を比較してご意見くださると助かります!良かったらコメント、メッセージお待ちしております。

もっと勉強して信頼されるお店になりまーす!!

 

 



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