家庭で出来るニットおしゃれ着洗い

寒くなってニットを着る機会が増えてきたと思います。

ニットはウールやカシミアなど動物繊維が暖かくて使い心地も良いので

なかなかご自宅で洗うのを躊躇してしまいます。

しかし、クリーニング代も心配…

と仰る方のためにご自宅で出来るニットの洗い方について

解説して行きたいと思います!

 

【ニットの特徴】

「ニット(knit)」は日本語で言うと「編み物」を指し、

編んで作られた衣類全般の事を言うのですが、

最近では主に毛糸を使って編まれた「セーター」などを指して呼ぶ方が多いですね。

特にカシミア・モヘア・メリノウールといった動物繊維を用いたニットは

暖かくて比較的安価に流通しているので愛用されている方も多いと思います。

 

【家庭洗い✕のニット】

しかし動物繊維は家庭用洗濯機でガシガシ洗うと縮みや型崩れを起こしてしまうので

基本的にはドライクリーニングが推奨されています。

動物繊維は水とアルカリに弱いので通常の家庭用洗剤(弱アルカリ性)を使って水洗いすると

繊維の表面がガサガサになって繊維同士が絡まり、

それが原因で縮んでしまうのです。

調度石けんで髪の毛を洗った時に髪の毛がガサガサになるイメージです。

 

ちなみに家庭洗い○の「ウォッシャブルウール」という商品も良く見かけますが、

こちらは繊維の表面を加工して水洗いしても繊維同士の絡みつきが少ない状態にして編んでいる物で

水洗いも可能となっています。

しかし加工方法によっては上からコーティングされているだけの物もあり、

何度も洗っていると加工が剥がれて縮みが出てしまう事もあるのでご注意ください!

 

【おしゃれ着洗いって何?】

洗濯機に「ソフト洗い」「ドライ洗い」といった機能が付くようになって

洗剤にも拠れない縮まない「おしゃれ着洗剤」といった商品が出るようになりました。

エマール(花王)やアクロン(ライオン)などが代表的です。

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これらは繊維に影響を与えにくい中性の洗剤が使わており、

更に繊維に膜を張ってケアしながら洗うので「縮みにくい」とされています。

※縮みにくいと言うだけで絶対縮まない!というわけではありません。

 

中性洗剤を用いてソフトに洗う事を「おしゃれ着洗い」と呼んでいます。

ただし、中性洗剤はアルカリ洗剤に比べて洗浄力は落ちます。

更にソフトに洗うので全体的には汚れが残り易い洗い方だと思ってください。

水に強い動物繊維で無ければ「おしゃれ着」でも通常洗剤を使った方が良いと言えるでしょう。

 

ちなみにドライクリーニングは有機溶剤を用いて洗う全くの別物!

詳しくはコチラの記事をお読みください。

良く汚れた動物繊維の衣類はドライクリーニングが絶対オススメです。

 

【家庭で出来るニットの洗い方】

ではそろそろご家庭で出来るニットの洗い方について説明して行きます。

基本的には「洗濯機洗い」も「手洗い」も同じですが

一応分けて説明しますね!

※注意!水に浸けただけで色が出るような品物は水洗い出来ませんのでご注意ください!

 

①洗濯機で洗う方法

洗濯機で洗う場合は先に水を貯めて、そこに適量のおしゃれ着用中性洗剤を入れて良く攪拌しておきます。

水の無い状態から洗濯機を回すと余計なダメージが増えて縮む可能性があります。

洗濯物は畳んで洗濯ネットに入れます。

ネットは大き過ぎず小さ過ぎずジャストサイズのネットを選びましょう。

(ジャストサイズを選ぶ事で余計な負荷を掛けない上に、洗濯中に出来る毛玉を防ぐ事もできます!)

袖や首元、裾、など汚れ易い部分が外側に来るように畳むと汚れ落ちが良くなります。

シミがある場合は事前に洗剤をシミ部分に付けておくのも効果的です。

 

洗濯物を洗濯機に入れたら「ソフト洗い」「ドライ洗い」のようなコースで洗います。

通常緩やかな水流で優しく洗ってくれ、脱水も軽めの脱水になると思います。

あまりに脱水が出来ていない場合は乾いたタオルに巻いてもう一度軽く脱水を行うか

水気をタオルで十分に吸い取ってから干すと良いでしょう。

 

②手洗いで洗う方法

手洗いの場合は大き目のバケツ・洗面器におしゃれ着用洗剤を適量水に溶かしておき、

そこに洗濯物をそっと漬け込みます。

じゃぶじゃぶ擦り洗いはせずに、押し洗いするようにしましょう。

汚れやすい部分はブラシなど使うと良いですね!

 

洗い終わったら2度3度濯ぎをします。

洗剤の泡が出なくなってからもう1回濯ぎをするくらいのイメージです。

濯ぎ終わったら軽く絞って乾いたタオルで水分を出来るだけ取りましょう。

 

③干し方

脱水が出来たら日陰で平干しが基本です。

ハンガーに掛けて吊ると水の重みで袖や裾が伸びてしまいます。

「平干しネット」といった商品が市販されているのでそちらを使われるのがおススメです!

 

仕方なくハンガーに掛ける際は中間と裾あたりにもハンガーを通して、重みが分散するように掛けると良いでしょう。

その際袖もぶら下がらないように掛けるのがコツです。

(ただし中間や裾にハンガーの跡が付く場合があるのでアイロン掛け必須となります。)

 

④乾いたら・・・

しわが出来てしまった場合はスチームアイロンでスチーム掛けしてやるとしわが伸びると思います。

もしご自宅に乾燥機があれば一度乾燥機で回してやると、寝た毛が起きてふわふわな仕上りになります。

また、ブラッシングしてやると表面が滑らかになって着心地もアップするでしょう。

 

【縮んでしまったニットは・・・】

ご家庭で洗ってもし縮んでしまっても、ある程度であればクリーニング屋さんで伸ばしてもらえます!

一度縮んでゴワゴワになってしまうと通常はなかなか戻らないのですが、

上手なクリーニング屋さんなら物によっては5cm、10cm袖や裾を伸ばせる事もあります。

ただし完全に元に戻る訳ではないので出来るだけ縮ませないように丁寧に洗ってくださいね!

 

また、先にも述べた通り、おしゃれ着洗いは決して汚れ落ちをメインに考えた洗い方ではありません。

従って皮脂の蓄積、食べこぼしなど、洗い残しが徐々に残ってしまうケースもあります。

定期的にクリーニングに出す事で長く気持ち良く着られるので

季節の変わり目や衣替え時にはクリーニングに出すようにすると良いでしょう。

 

【まとめ】

今回は家庭で出来るニットのおしゃれ着洗いについて解説しました。

・「おしゃれ着洗い」は中性洗剤を用いたソフトな洗い方

・繊維へのダメージは少ないが、洗浄力はアルカリ洗剤に劣る

・動物繊維でない水に強い素材の場合は通常洗剤の方が良い

・ジャストサイズのネットに入れてソフト洗いする

・干す時は陰干しで平干し。吊るす時は重みを分散させる。

 

通常の洗濯とは違って少し手間のかかる「おしゃれ着洗い」ですが、自分で洗濯したニットを着るのは気持ちが良いですよ!

是非ご意見、ご感想などコメント頂けますと幸いです。

 

 



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