新しい洗濯表示を分かり易く解説
お洗濯の時に洗濯表示を見られている方いらっしゃいますか？
この記事を読むと「洗濯表示ってそんな風に見れば良いんだ！」という事が理解出来ます！
洗濯表示って○とか△とか記号で書いてあって良く分からないんだよなー・・・
大丈夫です！そんな方のために出来るだけ分かり易く洗濯表示を解説してみたいと思います！！
洗濯表示をほとんど見ないという方も「洗濯表示が変わった」事はご存知かもしれません。
実は平成２８年（２０１６年）の１２月から元々日本で使われていた洗濯表示を
世界基準に合わせた記号に規格が変更されました。
これにより記号の読み方が解らなくなった！という方がたくさんいらっしゃるようなので
今回は洗濯表示をまとめてみたいと思います！
初めての方はコチラの記事もどうぞ！
はじめての方に読んでいただきたいオススメの記事をご紹介します！ 本来なら全てオススメしたい所ですが、お忙しい方にこれだけは絶対読んでもらいたい！！と強く思う記事を厳選しました。洗濯・クリーニングに関しての読んで損のない情報なので良かったらご一読ください！
【洗濯表示：基本の５パターンを覚えよう！】
では早速解説していきましょう！
まずは新しい洗濯表示には基本の記号が５つあります！
桶に波・・・水洗いを表す記号（主に洗濯機洗いを指します）
三角・・・漂白方法を表す記号
四角・・・乾燥方法を表す記号（中に絵が描かれる線によって自然乾燥とタンブラー乾燥の２種類に分かれます）
アイロンのような記号・・・見たままアイロン掛けする時の温度を表す記号
丸・・・ドライクリーニングを表す記号（クリーニング店にお任せしてOK！）
基本的に以上の５つの記号に数時とか点とか線とか✕とかが合わさって
洗濯方法を示してくれています！
家庭洗濯においては特に「洗い方」と「漂白」、「乾燥方法」の３つは
押さえておく方が良いですね！
【洗濯表示①洗い方と洗う際の水温と強弱】
次に「水洗い」に関する詳しい解説です！
水洗い表記には洗濯機可能と手洗い可能、そして水洗いNGの記号があります。
これはマークからイメージし易いので覚えるのは簡単だと思います！
桶に波・・・洗濯機で洗えます
桶に波に手・・・手洗い推奨です
桶に波に✕・・・水洗い出来ません
さて、難しいと感じるのはここからです（笑）
数字の意味と下線の意味
桶の中に数字が入っている場合、その洗濯物の限界温度を示します。
「４０」と書いてあれば40℃以下で、「３０」と書いてあれば30℃以下で洗えます。
桶の下に線は「デリケートな素材なのでソフトに洗ってください」という意味です。
洗濯ネットに入れてソフトに洗いましょう。
更に線が２本ある場合は「極めて弱く洗ってください」という意味になります。
洗濯ネットにいれて更に「弱洗い」「ソフト洗い」「ドライコース」などで洗うと良いでしょう。
ちなみに「手洗い」の限界温度は40℃で規定されています。
【洗濯表示②漂白の方法】
続いて「漂白」に関する記号を解説します！
漂白処理の洗濯表示は次の３つです。
三角・・・漂白出来る
三角に斜線２本・・・酸素系漂白は出来るが塩素系漂白は出来ない
三角に✕・・・漂白は出来ない
色柄物などは塩素系漂白をしてしまうと色柄が飛んでしまう（消えてしまう）ので
２番目のマークが良く付いています。
どの漂白剤を使ったら良いか迷ってしまう方は、
こちらのマークを覚えておいた方が良いかもしれませんね！
酸素系漂白と塩素系漂白についてはこちらの記事で詳しく解説しているので良かったらお読みください！
↓↓こちらの記事↓↓
『漂白剤の種類』
同じ「漂白剤」でも酸素系と塩素系では結果が全く変わってしまいます。洗濯表示と同じように苦手意識を持った方が多いかもしれませんが、こちらも覚えてしまえば簡単なので是非こちらの記事をお読みいただき違いを理解してください！
【洗濯表示③乾燥の方法とタンブラー乾燥の温度】
続いて「乾燥」に関する記号ですが、こちらが一番ややこしいので付いて来てください（笑）
まず「乾燥」には家庭洗濯で干すといった自然乾燥と、
コインランドリーのような機械を使うタンブラー乾燥とがあります！
四角に縦や横や斜めの線・・・自然乾燥
四角の中に丸があり、更に点がある・・・タンブラー乾燥
この線や点の数、形で乾燥方法を表しています。
自然乾燥の記号一覧
縦線は「吊り干し」を表します。
横線は「平干し」を表します。
線が１本は「通常干し（普通に脱水後干す）」、
２本は「濡れ干し（脱水をあまりしないで干す）」を表します。
斜線は「日陰干し」です。
という事は、上の「？」に入る部分は・・・解りますよね？（笑）
タンブラー乾燥の記号一覧
中の黒点が２つ・・・８０℃以下で乾燥（大体８０℃以下なので気にせず乾燥出来る）
中の黒点が１つ・・・６０℃以下で乾燥（中温があれば中温で乾燥）
洗濯表示、覚え方のヒント！
洗いの「線（ー）」が増えれば増える程弱くなるのに対して、
温度の「点（・）」が増えれば増える程高くなるのは、
反対になって覚え難い…という方もいらっしゃると思いますが、
「線をマイナス（－）、点をプラス（＋）で覚えると覚えやすい」
というご意見をTwitterで頂きました。
確かにそれだとマイナスが増えると弱く弱くなり、プラスが増えると強く強くなる
といったイメージで覚えられますね！
【洗濯表示④アイロンの温度】
次は「仕上げ」に関して・・・大丈夫ですか？付いて来てますか？？（笑）
アイロンに関して注意すべき点は温度だけです！
細かい温度設定は覚えなくもアイロン本体に付いている「高温・中温・低音」の設定が
大体上記にマッチしています。
ここでも乾燥機の所で挙げた「点（・）」を「プラス（＋）」でイメージすると
「黒点が増える程【高温】」というイメージが湧き易いと思います！
ちなみに旧表示には「あて布」マークがありましたが新表示で「あて布」のマークはありません。
但し書きとして書かれている物が多いようです。
しかし、ウールやシルクなど風合いを損ないたくない場合は
書いていなくても「あて布」をした方が良いでしょうね！
【洗濯表示⑤ドライクリーニングのマーク】
いよいよラスト「ドライクリーニング」についての解説です！！ここまで来たら共に完走しましょう！！
丸だけ・・・ドライクリーニング
丸の中に「P」「F」「W」・・・ドライクリーニングの種類（覚えなくて良い）
丸に✕・・・ドライクリーニング出来ない
これらは全てドライクリーニングの洗い方を示しています。
従って基本的には覚える必要はありません！！
ただ、お店によっては「P」や「F」を受けてくれない事があるかもしれませんので
一応確認しておきましょう。
とりあえず「水洗い✕」になっていて家庭洗濯が出来ない場合は、
クリーニング店で相談すると良いでしょう！
【洗濯表示！これだけは覚えておこう！】
前々分かり難いよー・・・
説明力がなくて申し訳ございません。。。ならばせめてこの３つだけは覚えてください！！
ややこしくて覚えられない・・・といった方のために
最後に「これだけは覚えておいて」という３つをご紹介します！！
１．水洗いNG・・・基本的に家庭洗濯に適しません。クリーニング店に相談しましょう！
２．塩素系漂白剤NG・・・色柄物は塩素系漂白すると色が飛ぶので気を付けましょう。
３．ドライクリーニングマーク・・・水洗いNGでこのマークがあったらプロに相談すべき商品です！
なお、「どうしても覚えられない・・・」という方には
「あ～らくせんたく」
というアプリがあります。
洗濯表示を写真に撮ると洗えるかどうかを瞬時に判断してくれて、
さらに自宅にある服を写真で管理できる（洗えるかどうかも表記されている）無料アプリです。
使った事がないのでレビューは書けませんが興味があればご自身で調べてみてください！
他にも解らない事や自分で洗濯するのが怖い物は迷わずクリーニング店に相談しましょう。
相談だけなら無料ですからね！
【まとめ】
今回は洗濯表示をまとめてみました。
・新しい洗濯表示の基本５パターン
・三角は「漂白」、四角は「乾燥」、丸は「ドライクリーニング」の記号
・線（ー）はマイナス（－）、点（・）はプラス（＋）と覚えると覚えやすい
・水洗いNGでクリーニングマークがあればクリーニング屋さんに相談してみる
・「あ～らくせんたく」という便利な無料アプリがある
難しいようで覚えてしまえば簡単なものなのでこれを機会に是非覚えてみてください！
投稿者プロフィール
- 福屋クリーニング代表取締役
- 1980年生地元出身。クリーニング歴14年。まだまだ若手で日々勉強中！
自学の為にTwitterで毎日 #洗濯 #クリーニング を検索＆リプ。合せてクリーニングや家庭洗濯についての情報発信を毎日Twitter・Instagramで1年以上続けています。
5歳娘の父。#テルボン と心が晴れる絵本「キミが泣いていたら」の作者。晴れた日とハワイとミスチル大好き。
【子育てパパママを応援！！】
国家資格クリーニング師／EMオーガニッククリーニング加盟／肌に優しいシャボン玉石けん使用／京技術修染会復元加工師
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